総合商社からアジアMBA(から起業)

NTU(南洋理工大学)MBAで学びながら今後のキャリアについて考える

グロービス経営大学院 堀義人学長のセミナー

起業を目指すMBA生として、同じくMBAから起業をされている諸先輩方の前例は参考にも励みにもなります。

その中でも、京大⇒総合商社⇒MBA⇒起業という道を辿られているグロービス経営大学院の学長である堀義人氏には以前から勝手に親近感と憧れを感じておりました。(堀さんはハーバードのMBA卒業ですので、その点大きく異なりますが)

 

先日シンガポールグロービス特設キャンパスを開設されるとのことで堀さんの特別セミナーがあり、直接お話を伺えるいい機会と思い参加してきました。

 

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セッション名は「創造に挑み、変革を導く-MBAに学び、MBAを創る」。ご自身の体験を基にMBAから起業の辺りのお話が聞けそうと期待が高まります。

 

セッションはQ&Aを含めて一時間半で、じっくりとお話を聞くことができました。

その中で特に印象に残った点ですが、

  • 変革のためには能力の高さとリスクを取ることが必要。MBAでは能力を高めることに重点を置くが、リスクを取らないと何にもならない。
  • リスクを取っても、自分のやりたいことでなければ困難に直面した時に諦めてしまうことになりかねない。従って、まず「自分のやりたいこと」が重要となる。そこから始まり、それがエネルギーとなり、人を巻き込む力や理念を形成することに繋がる。
  • 起業家に求められるものは時代と共に変わってきており、近年ではテクノロジーへの理解がマストとなっている。
  • VCの立場から投資先を見る際に重視するのは人。加えて対象とするマーケットが大きいか、そのマーケットで一番になれる見込みがあるか。

内容そのものは当然のことも多いですし、著書を読むことである程度カバーされる部分もありますが、セッションでのお話に加えて、Q&Aでの色々な質問に対する回答の言葉が澱みなく出てくるところから、普段から物事について本当によく考えておられるのだろうな、ということが伝わってきました。

 

セッション終了後も日本への帰国便が近くあまりお時間はなかったようですが、しばらく会場に残っておられたので、個別にお話をすることもできました。

 

いい刺激を頂いたので、これを糧にまた日々精進します。